ライトのつけっぱなし

エンジンが停止した状態で、ヘッドライトや室内灯を点灯し続けると車に搭載したバッテリーの電力が消費し、なくなってしまうとバッテリー上がりの原因となります。
よくあるケースは、夜間室内灯を利用したままで車から離れてしまい、朝方出勤前までそのままというパターンです。
こういったケースでは長時間エンジンを止めたままライト類を点灯しているので、バッテリーに蓄えられた電力が消費されます。
そして電力がなくなるとバッテリー上がりの原因となります。

車を使う頻度が少ない

走行距離が少ない場合や長期間車に乗らないケースはバッテリーが上がりやすくなります。その主な原因はバッテリーの自然放電です。
車には様々な電装品（エアコン・ラジオ・ナビゲーションシステム・充電器・室内灯・ヘッドライト）が搭載されています。なかでもコンピューターやカーナビゲーションなどは記憶装置や時計装置を維持するために使用していない状態でも少しずつ電気を消費しているからです。スマホ等の充電器も場合によっては電気を使用していることもあります。走行せずに発電しないと、どんどん自然放電が進み、最終的にはバッテリー上がりとなりますので、車の始動ができません。

バッテリーの寿命が近い

車の乗り方によって差がありますが、バッテリーの寿命は一般的に2～3年が目安と言われています。近所の買い物などにしか乗らないような走行距離の短い車のバッテリーは寿命が短くなると思っていただいた方がいいでしょう。
それは、走行しても搭載するオルタネーターで発電する時間が短いため、バッテリーに蓄電される量が少ないのが主な理由です。
また寿命の近づいたバッテリーは蓄電機能が劣化し発電量も落ちてしまいます。バッテリーの寿命が近づくサインはバッテリー本体が膨らんでいることや異常な発熱もあります。そして、エンジンを始動させるときのスターターモーターの回転が弱くなるなどです。